0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「完全犯罪」

 
完全犯罪 [DVD]完全犯罪 [DVD]
(2003/03/21)
メッチェン・エイミック、ジョン・リスゴー 他

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 ウィリアム・カラン「完全犯罪」再見、

 メッチェン・アミックは裕福な銀行家、ジョン・リスゴーと結婚していたが、そこへ元恋人のエリック・ロバーツが自分を裏切ったメッチェンに復讐にやって来る。

 金がないエリックはメッチェンと二人で共謀してリスゴーを殺して金を巻き上げようと言い出す。







 元々はテレビムービーらしいが劇場公開もちゃんとされたノワール犯罪活劇映画。

 題材自体、新東宝ノワール犯罪劇のようだし、パルプなノワール犯罪映画の復活のような内容だが、テンポの良さと展開の面白さでわりと最後まで飽きさせずに見させる、中々よく出来たノワール犯罪映画である。

 最後の最後まで秀逸なオチがあり、邦題が頷ける顛末となるが、なんといっても主役の悪女役のメッチェン・アミックが実にハマり役で見事に好演している。

 この人が90年代に「ツインピークス」で人気が出た余波から、犯罪映画で悪女役をよく演じていた作品はだいたい好きだった。

 かなりの妖艶な美人だがどこかファムファタールな影があり、同時に狡猾さと凶暴さすら秘めたその個性は実に悪女役には打ってつけで、だからここ数年、あまり頻繁には見かけないのが残念である。

 ジョン・リスゴーもエリック・ロバーツも好演しているがやはりメッチェン・アミックの存在感が際立っている上、作品自体、中々のノワール犯罪映画の秀作である一篇。

2013/05/29(水) 13:56:09 外国映画 トラックバック:0 コメント(-)

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