0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「雀士最強伝説 炎の大三元」


雀士最強伝説 炎の大三元 [DVD]雀士最強伝説 炎の大三元 [DVD]
(2007/03/23)
石橋保、 他

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井出良英「雀士最強伝説 炎の大三元」、

石橋保とやべきょうすけはコンビを組んで雀荘に来る客をカモにして稼いでいたが、たまにイカサマがバレて逃げたりしていた。

やべはヤクザ=那波隆史の女のホステスに惚れて貢いでいたが、ホステスの女も那波に食い物にされるのが嫌でやべに自分のやってきたビッチな人生を告白するが、やべは那波の罠を承知で月180万もするマンションの契約をして、その代わりに女を那波からなんとか引き取る。

しかし那波はそんな甘い話で済まそうとはしなかった。




チンピラ風の裏雀士を描いた活劇映画。

麻雀シーンは結構あるが勝負的なシーンは少なく、最後の女を賭けたヤクザとの勝負も露骨なインチキを那波がやっているので、まともな麻雀ガチ勝負とは言えないし、まあチンピラアクション映画といったところか。

「傷だらけの天使」みたいにビルの屋上の住処で暮らす石橋とやべだが、まあやべがあまりにも単細胞な直情型の役で、那波に騙されていくことを承知で女と一緒になろうとする話がちょっとバカバカしすぎるので、妙にマジや純情をわざとらしく強調した作風に見えてイマイチだったりギクシャクした描写だったりする。

最後の那波とのイカサマ麻雀対決の結末もほとんど出鱈目な茶番で終わってしまうし、どうも見所の薄い作品である。

まあヤクザ役をほぼ一人で好演している那波隆史に妙なリアリティがあるので、なんとか出鱈目な展開や描写がそうマンガチックに浮き上がらずに済んでいるが、全体的にはバランスが悪い感じがする上、イマイチ中途半端な出来の一篇。

2013/05/07(火) 13:35:21 Vシネマ トラックバック:0 コメント(-)

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