0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「家庭の事情 おこんばんわの巻」

 小田基義「家庭の事情 おこんばんわの巻」、

 トニー谷は発明家でいつも部屋にこもって奇妙な発明品を作っていたが、同じ土地に住む一家の娘に惚れていて、相手の娘もトニーが実のところ好きだった。

 しかし元貴族を名乗る男がこの娘にプロポーズしてきて、貴族院が復活するという話を吹き込まれた父母はこの男に娘を嫁にやりたくて邪魔なトニーを追い出す。

 しかし一部少しだけトニーに所有権がある土地にて、トニーは発明品を使って楽しく暮らし出し、娘の父母と貴族を名乗る男はイラつく。



  

 トニー谷主演の喜劇映画。

 相変わらずユルイ喜劇映画だが、トニーのギャグを盛り込みながら、馬鹿馬鹿しい発明品が後半機能し出して話が妙にまとまる映画である。

 トニーが恋する娘がやたらツンデレ系で、その辺はちょっと今風だが、後はユルくて馬鹿馬鹿しい喜劇がひたすら展開していくばかりである。

 発明品の数々もまあ面白いといえば面白いが、どれもガラクタじみたものばかりだし、喜劇の道具としてもイマイチユルイものばかりだが、まあそこに長閑な時代色は出ている。

 大したお話では全くないものの、それでもめまぐるしく展開するのでそう飽きさせず、簡潔にはまとまっている一篇。


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(2012/03/01)
三木のり平、トニー谷 他

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2013/04/11(木) 13:32:41 東宝 トラックバック:0 コメント(-)

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