0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「アイドル.イズ・デッド」

 加藤行宏「アイドル・イズ・デッド」、

 キャバ嬢をやっている二人の女子は、ある夜女子アイドル集団とすれ違い様にぶつかったことで喧嘩になり、結局アイドルを叩きのめしてしまう。

 アイドル三人を埋めてしまったキャバ嬢は、事件の発覚を恐れて自分たちがそのアイドルグループに成りすましてイベントに出るようになる。

 その後グループ名をBisに変える。
 
 だがある時、アイドルの戦場のような場所で歌うこととなるが、その頃殺して埋めたはずのアイドルのリーダーが復活し、改造人間になって復讐にやってくる。



 


 アイドル犯罪アクション映画。

 実際のアイドルBisが主演しているが、まあアイドル映画とかっての東映ピンキーヴァイオレンスとホラーアクションものの融合といったところか。

 たぶんこの映画のプロットや脚本を書いた時点ではかなり面白いものができるだろうと盛り上がったような気がするが、出来上がったものはどうもイマイチテンポも悪く、アイドル映画としても東映PV系としてもホラー活劇としても安っぽく表面をなぞってるだけの映画になってしまっている。

 アイドル戦国時代とか言っても他のアイドルグループもろくに出てこないし、東映PV系としてもアイドルたちの過去を大して掘り下げていないので実に浅いし、ホラーアクションとしても安っぽさばかりが目立つ。

 たぶん企画自体がいいから何とか持っているだけで、出来自体は大していいとは言い難い。

 それに普通どれだけ映画の出来が悪くても、そこに登場するアイドルぐらいは多少印象に残るものだが、悪役になる元アイドルの改造人間役の女優がかっての東映PVの悪役女番長役多しの衣麻遼子に似てるなというぐらいで、他の主役のアイドルグループの面々はあんまりキャラが立ってもいない。

 企画と発案だけは買うし別にそうつまらなくもないが、映画の出来自体はどうにも中途半端な感じがする一篇。


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BiS

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2013/04/01(月) 14:11:33 その他 トラックバック:0 コメント(-)

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