0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「ソラから来た転校生」

 近藤勇一「ソラから来た転校生」、

 ある少女は地上に残された天使だと思われ、空からその天使に近ずくべく星名利華の天使が派遣される。

 文化祭で映画を撮ろうとしている少女は、逆に星名に声をかけるが、最初は素っ気なかった星名と徐々に仲良くなり撮影するようになる。



 

 女子高生に天使のコスプレさせてるのがメインみたいなアイドル映画。

 まあなんというかこの映画に出ているアイドル風女優さんたちのPVみたいな映画である。

 ここに出てくるタレントさんのファンが喜ぶことを第一義に作られているようなアキバ方面ではお馴染みのスタイルなのかもしれぬが、それを映画として見せられると、どこまでもPVっぽくてそこにちょっとしたお話がくっついてるだけみたいな感じに苦笑させられる。

 やたらと自主映画の撮影シーンと称して女子高生が天使の羽根をつけて舞い踊るコスプレシーンが多く、結局それを見せることがメインだろと言いたくなる、いわばアイドルグッズのような映画である。(苦笑)

かっての大林宣彦映画辺りを下敷きにして、アイドルヲタの食いつきのよさそうなシーンばかり並べ、そこにちょっとしたお話をまぶすと出来上がりみたいな正直かなり安直な映画だと思うが、まあそれでもその食いつきのよさそうなシーンを並べて見せるPV的映画としては商品価値が(一部では)ある映画なんだろう。

 梅爺という用務員のお爺さんみたいな人=菅登未男がいい味を出していて、中々最後は重要な役割であることが明確になるところなどちょっといいし、アイドル的な女優さんたちもわりと好演しているが、でもまあそれが狙いかもしれんが、やはりPVチックな軽さと安直さとユルさがやたら目立つ一篇。



こちらは大林宣彦の大傑作
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(2011/06/24)
原田知世、高柳良一 他

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2013/03/27(水) 13:50:25 その他 トラックバック:0 コメント(-)

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