0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「ami?amie?つきあってねーよ!」

岩崎友彦「ami?amie?つきあってねーよ!」、

 幼馴染の男女テツとグミは大人になってからもつき合っていたが、テツはヤリチンと呼ばれるほど手の早い奴だったがグミと男女関係はなかった。

 グミは実はレズで、ある時結婚式場から抜け出してきた花嫁に一目惚れする。

 テツはグミの気持ちを察してこの女性とグミが仲良くなるようにしようとするが、それに反比例してテツのモテキゾーンは終わっていく。

 だがその後仲良くなったグミのレズカップルは子供がほしいと言い出し、テツに精子の提供を要求する。




 錯綜関係のラブコメ映画。

 関係がややこしく絡み合うわりには、どうにもいくつかある捻りパターンの一つを選択して展開させているような感じがして、だからかわりと変わった話なのにちっとも斬新な感じがしない。

 映画自体のコミカルタッチも少々古臭くて、なんだか酔っぱらいの恋愛エロ与太話を誰かがメモしといて後でその通り映画化したような感じの映画である。

 それを酔って話してる時は斬新でぶっ飛んだ話を語っているつもりでも、後で冷静に見ればつまんない話の寄せ集めでしかなかった・・・というようなことはよくあることだが、この映画を見ていると、その酔っぱらった時のつまらない与太話の寄せ集めをそのまま映画化したような感じがしてしょうがない。(苦笑)

最後老いて尚、ヤリチンなテツ役を池島ゆたかが演じているところはちょっとしたボーナストラックという感じだが、テンポよく高速に出来るだけコミカルに描いた変則ラブコメなのに、かってのスクリューボール恋愛喜劇映画の醍醐味がほとんどないのが残念である。

 テツとグミ役の役者さんはわりと好演しているものの、つまらなくはないがやはりちょっとイマイチな一篇。


ニノチカ [DVD]ニノチカ [DVD]
(2011/02/16)
グレタ・ガルボ、メルヴィン・ダグラス 他

詳細を見る
2013/03/25(月) 14:07:44 その他 トラックバック:0 コメント(-)

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://shoheinarumi.blog18.fc2.com/tb.php/1290-6688869d