0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「一万円マン」

 小林でび「一万円マン」、

 関口崇則は朝起きたら胸に自販機のお金投入口が生えていた。

 あまりの異常事態に驚く関口だが、投入口にお金を入れてみると彼は一万円マンに変身してしまう。

 それは未来からやってきた神と思われた男によって体をそうされたのだった。

 目からビームを出したり完全にヒーローのようになるが、ある時女子高生なのにキャバ嬢をやってることを客に脅されてレイプされそうになっている女子を関口は目撃し、関口は一万円マンになって救う。

 その後東京へ行こうとしているこの女子高生と一緒に駆け落ちするように言われ、関口は今の彼女を捨てる決意をする。



 

 荒唐無稽設定の喜劇映画。

 一万円マンに変身するとやたらと強くなる男を描いているが、わりとコテコテ目の喜劇である。

 未来から来た男にそのように変身させられてしまうのだが、最後はその未来人と戦うことになる。

 最初の関口の恋愛関係がそうお話の中心にあるようには見えないが、最終的にはこの恋愛関係がテーマみたいになっている。

 しかしそれはちょっと妙に取ってつけたようなまとめ方に見えないでもなく、喜劇のまとめ方としてそうなってるような感じで、その純愛みたいな部分にそう説得力がある風にはなっていない。

 一万円マンがなけ無しの金を集めて何とか変身するところや、未来人の描写などはまあコミカルだが、全体的には設定が目立つそう捻りが利いているわけでもない、まあまあな喜劇といったところか。

 それでもそれなりの面白さがなくもない一篇。


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小林でび、鳥肌実 他

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2013/03/18(月) 14:24:54 その他 トラックバック:0 コメント(-)

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