0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「ハッピーバースデイ、ミスターゾンビ」

 ダヴィッド・ルクレルク「ハッピーバースデイ、ミスターゾンビ」、

 一人のゾンビは一日の仕事を終え家に帰ってくるが、そこには数人のゾンビの友達がいてバースデイソングを歌ってくれる。

 この日はこのゾンビの誕生日らしい。(元々の誕生日かそれともゾンビになった日のことか)

 指をローソク代わりに立てたバースデイケーキをもらうゾンビだが、急にケーキをアイロンにかけようとしたり掃除機にかけたりし、ついには拳銃まで持ち出してゾンビの友達を撃つ。

 バースデイケーキはいつの間にかグチャクグチャになっていた。




 ゾンビ映画とドタバタ喜劇を混ぜこぜた短編喜劇映画。

 小さな喜劇なのに、それぞれのゾンビの姿が本格的なゾンビ映画に出てくるゾンビ並みの見た目なのがいい。

 まあそれにしてもゾンビ映画とドタバタ喜劇の融合と言っても、そもそもゾンビ映画にはある種のドタバタ喜劇みたいな側面もあるので、まあそれをよりお茶目にバカバカしく描いた映画という感じだろうか。

 何故かケーキをグチャクグチャにし、祝ってくれてるゾンビ友達を撃ったり、やたらと錯乱したドタバタぶりだが、まあそれもゾンビがやっていると必然的な行動に感じられたりもするので(苦笑)、やってることは出鱈目なのに意外と普通にまとまった喜劇映画みたいにすら見える。

 こういうのはゾンビ映画を作っている人が一回は洒落で作ってみたい映画じゃないかなと思える、ちょっとお茶目な一篇。


ゾンビ 米国劇場公開版 GEORGE A ROMERO’S DAWN OF THE DEAD ZOMBIE [DVD]ゾンビ 米国劇場公開版 GEORGE A ROMERO’S DAWN OF THE DEAD ZOMBIE [DVD]
(2004/07/23)
デビット・エンゲ、ケン・フォーリー 他

詳細を見る





2013/03/12(火) 13:49:35 その他 トラックバック:0 コメント(-)

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://shoheinarumi.blog18.fc2.com/tb.php/1277-14b0bcd9