0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「お色気戦隊 熟レンジャー」

お色気戦隊 熟レンジャー [DVD]お色気戦隊 熟レンジャー [DVD]
(2012/05/11)
麻丘めぐみ、月船さらら 他

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  中西りょうた「お色気戦隊 熟レンジャー」、

月の世界の存続をかけて、月からやってきた麻丘めぐみや月船さらら他数名の熟レンジャーは、指令を受けて、女政治家のスキャンダルを発覚させ失脚させるが、彼女が誠実な政治家であることを知った月船は依頼に疑問を抱き、女政治家のバックの本当の黒い政治家=大谷亮介の正体を探る。





俳優の中西良太が監督した、なんとも終始茶番みたいな(苦笑)まったりした熟女戦隊映画。

まあ熟女ブームってのにあやかって、熟女で戦隊もののパロディ映画をやってるだけなんだろうが、お話はもはや政権変わって一昔前の感もある民主党政権時代の小沢一郎風の悪徳政治家(「相棒」の刑事、大谷亮介が演じている)を悪役にした政治家パロディ話で、蓮舫をモデルにしているらしい女政治家を善玉にして描いている。

政治家のパロディと言ったってベタベタなステロタイプをやってるだけで、ほとんどただの田舎芝居である。(苦笑)

まあこういう政治家や戦隊もののパロディというよりバカ映画のパロディのような映画にとやかく言ってもしょーがないが(笑)、それにしても一体この程度のものをわざわざ撮る理由がどこにあるのか・・・と言いたくなるほど実に茶番極まる映画で、何で麻丘めぐみや月船さららとか犬塚弘辺りまで出て、こんな一昔前のどーでもいいパロディ映画と見え透いた政治家ベタベタパロディの合体映画をやらなくちゃいかんのかが理解しがたいところである。

 お色気戦隊というわりには濡れ場もなく、せいぜい変身したら露出度が少しだけアップして岡田ひかりや藤川千景とかの巨乳の谷間がちょっと目立つ程度で、まあテレビの深夜ドラマよりお色気度は薄い。

 戦隊パロディ的な格闘シーンもさっぱり気合いの入ってないテキトーなぬるさ加減で、格闘シーンに至ってはロクなアクションシーンもなく、字幕のバシッ、バーンなどの文字だけである。(苦笑)

 まあ「チャーリーズ・エンジェル」ぐらい派手にやれとは言わんし(絶対無理だし)、実際の戦隊ものよりアクションのキレ味が相当悪くても所詮はパロディ映画だしそうも言うまい。

 しかし一体こんな映画をそこそこ知名度のある役者を使って作る必要や意味がどこにあるのか、とここまで茶番でしかない映画を見るとそうも思ってしまうね。(苦笑)

 中西良太は芝居の演出とかもやってる人だから素人監督というわけでもないだろうに、役者さんとしてはいい役者なのに、何でこんな程度の茶番映画を撮ってるんだろう。(苦笑)

 Vシネマが昔量産された時、こういう茶番映画はたまにあったが、それでもエロや暴力などはケバく描き、どんなにZ級のクズ映画であっても、少なくともエクスプロイテーション映画にはなっていたが、これはそれにすらなっていない。(苦笑)

 一言で言えば、まるで役者仲間で集まって作った打ち上げか何かの余興みたいな映画である。

 出演した役者同士で酒でも飲みながら見る分には仲間内で楽しかろうが、およそ観客に見せられる代物ではまずないだろう。

 こんなのよく映画館で上映したな(笑)と思うね。

 だいたい小沢一郎のような政治家が金まみれになってることを批判してるのに、こんな金をドブに捨てるような映画撮ってたら本末転倒じゃないの。(苦笑)

 ここまでダメだと、逆に世の中平和だな、と思えてくるが、ひょっとしてそう思わせることが目的でここまでダメな映画を撮ったのか?とも思える(笑)バカ映画のパロディのような一篇。
2013/03/03(日) 05:15:35 その他 トラックバック:0 コメント(-)

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