0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「聖女 ダブルフェイス」

聖女 ダブルフェイス [DVD]聖女 ダブルフェイス [DVD]
(2004/10/22)
細川ふみえ、菊地謙三郎 他

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 服部光則「聖女 ダブルフェイス」、

 細川ふみえは孤児院で子供の世話をしていたが、義賊のように詐欺師などの悪い奴から金を盗み、それを被害者に返してやる女ネズミ小僧の裏の顔があった。

 ある時、孤児院では反抗的な少女が援交をやって金を作り、偶然、細川の仲間の男にある男を探してほしいと言ってくる。

 その頃細川は結婚詐欺師の西守正樹をマークし、ホステスに化けて西守に接近していたが、西守は様々な顔を持つ詐欺師だった。

 


 細川ふみえ主演の女怪盗活劇映画。

 しかし女義賊が悪の大組織に挑む話ではなく、だいたいはチンケなチンピラ詐欺師の貯め込んだ金を盗み、それを被害者に返すだけで、まあまあ地味でショボイ設定のお話である。(まあそれでも金を返済された被害者側にとっては同じくありがたい話ではあるだろうが)

 服部光則も「雀鬼くずれ」などの時のような緊迫した演出ではなく、コミカルアクション故もあってか妙にヌルくてユルイタッチで撮っていてイマイチパッとしない出来である。

 細川ふみえもさすがに若いグラドルがやるようなセクシー義賊役には2004年の時点ですでに年を食い過ぎているようで、まるで巨乳オバちゃん怪盗みたいな感じである。(苦笑)

結局孤児院の援交娘と詐欺師の西守の関係が最終的に繋がっていくが、そこも妙にいい話に持っていこうとしてるだけで別に展開の醍醐味などまるでなく、なんともショボいコミカル感で最後も終わっていく。

 細川の演技がそう悪いわけではないが、妙に外した浮き上がった芝居をしている感じがしないでもない。(苦笑)

 脚本も中途半端だし、設定もショボイ上に演出も少々ダラダラしてる上、盛りを過ぎている細川にもハリがイマイチなく・・・・とまあユルいヌルさが随所に目立つ、そう良い出来とは言い難い一篇。


2013/02/27(水) 14:18:15 その他 トラックバック:0 コメント(-)

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