0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「グランド・ショウ1946年」

 マキノ正博「グランド・ショウ1946年」、

 ステージでは着飾った女性たちが歌い踊っていたが男装の水の江滝子らがその踊りとステージを仕切っていた。

 ある時森川信が水の江らに色々相談してくるが、カフェの人気者で元カノの高峰三枝子も、店を辞めて歌を習いながら森川とのうまく行かなかった恋愛について悩んでいた。







 ステージと日常で延々歌ってばかりのミュージカル映画というよりレビュー映画。

 一応高峰と森川のギクシャクした恋愛話がお話として歌や踊りに絡んでいるが、そのこともレビュー映画の内部に歌いながら組み込まれているので、やはり延々歌っている映画という感じである。

 まあマキノ作品としては「鷺鳶歌合戦」系の映画であろうし、ステージの中と現実の恋愛話が歌と踊りで身もふたもなく地続きで繋がっている映画という点ではこっちの方が強引な映画である。(苦笑)

 なんだか問題があろうがなんだろうが、歌と踊りで強引にまとめてしまえば何でもかんでもみんなハッピーみたいな映画である。

 それはどこかインドのミュージカル系映画に似ているし、正月にのんびり見るには最適な感じではある一篇。


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片岡千恵蔵、市川春代 他

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  2013/01/02(水) 13:32:19 東宝 トラックバック:0 コメント(-)

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