0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「てなもんや東海道」

 松林宗恵「てなもんや東海道」、

 藤田まことと白木みのるのコンビは旅の途中やくざから女を助けるが、梓みちよが身投げしようとするのも救う。

 梓はインチキ宗教に騙されていたため、藤田らは乗り込んでインチキの証拠を握って上田吉二郎の教祖を懲らしめ、そこに忍び込んでいた南利明の鼠小僧と協力して、教祖が巻き上げた金を信者に返す。

 その後旅の途中藤田と白木は別れるが、藤田はかっての兄弟分の谷啓のところへ行くもどちらも金がなかった。

 そこへ清水の次郎長=ハナ肇一派が草鞋を脱ぎに来るが皆旅の途中で金がなかった。

 谷は次郎長に草鞋銭をと思い、次郎長らの着物をカタにして藤田と賭場に行くが結局巻き上げられて次郎長らは裸で旅に出る。




 

 テレビ人気シリーズ「てなもんや三度笠」の映画版。

 藤田と白木のコンビがやはり息が合っているが、途中二人は別れ別れになり、それぞれの活躍をする。

 藤田は飄々としているが、意外に強く、賭場で知り合った壺振りの浜美枝に金を巻き上げられたのに一目惚れされて追いかけられることになり、それと次郎長一家の抗争話が絡んでコミカルかつドタバタとチャンバラ映画っぽくなっていく。

 全員ではないがクレージーキャッツの面々、漫画トリオ、加藤茶などなどの当時のお笑い系の人々が脇を固めていて、わりと当時人気のお笑い系のキャストが関東、関西かなり揃って出演している。

 ハナ肇の次郎長役も貫禄が合ってよく似合っているし、白木みのるも藤田まこともいい味を出している。

 わりとテンポよく展開していくので面白く見られる一篇。


 
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藤田まこと

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2012/11/20(火) 12:57:08 東宝 トラックバック:0 コメント(-)

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