0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「若い人」

 河崎義祐「若い人」再見、

 桜田淳子は私生児で問題のある生徒だったが、ミッションスクールで特に浮いていた。

 だが新任の小野寺昭の教師にはかなりの興味を示し、やたらと声をかけてきて小野寺に会いにくる。

 ある日も小野寺の家にやってきたが、その時小野寺に同じく気のある三林京子の教師が訪ねてきたので小野寺は慌てて桜田を隠す。

 だが修学旅行の引率に行った小野寺は、自由時間に桜田とデートしていたのを他の生徒に見られ、その後桜田が妊娠したうわさが広まり、小野寺は白い目で見られだす。



 


 石坂洋次郎の原作を映画化した作品。

 かってこの原作の映画化作品に主演した吉永小百合がゲストで出ている。

 脚本は先日亡くなった長野洋氏(ご冥福をお祈り致します。「黄金のパートナー」が好きだった)。

 桜田がいわゆるイタイ子と思われてるような女子の役で、そのくせ小野寺にはやたら積極的、小野寺もよくそこまでおおっぴらに生徒とデートするな・・・と思うほど、修学旅行の自由時間をデートに使うが、それを見ていた女生徒に当然のように揶揄されて、桜田妊娠説が出てさらに小野寺は白い眼で見られるようになる。

 まああそこまで派手にデートしてりゃそりゃ言われるだろ( 苦笑)ってぐらい小野寺はおおらかに行動しているが、しかしその後桜田のことが本当に好きで結婚するとまで言い出すんだからまあこの時から結構マジだったんだろう。

 桜田淳子のイタイ子風キャラがちょっと今風に見えるので小野寺はかなり大っぴらだがそう古臭い映画にも見えない。

 学校側の対応は今ならこんな感じじゃすまないだろうが、最終的には恋愛映画展開になって終わっていく。

 そう古臭くはないが、70年代末の時代色は出ていて、その時代のアイドル映画テイストは出ている一篇。


 
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(2005/07/08)
石原裕次郎、吉永小百合 他

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2012/11/19(月) 13:39:25 東宝 トラックバック:0 コメント(-)

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