0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

『嬢王ゲーム』

山内大輔『嬢王ゲーム』、

古川いおりは、CLUB「Red Dragon」の新人キャバクラ嬢だが、店では一晩で1千万円稼いだことがあるNo.1のめぐり他、売れっ子先輩キャストが凌ぎを削っていた。

だがキャストの世界は、いじめや裏切り、報復などが起こる、夜の世界ならではのドロドロした世界でもあった。

教育係のアドバイスを得て、売上を伸ばしていく古川だったが、徐々に古川も陰湿なバトルに巻き込まれていく。





キャバ嬢の世界を描いた作品。

TVでも同題材の『嬢王』シリーズが何作か作られたが、こちらもドロドロした女同士のバトルが描かれている。

古川いおりは新人キャストの時はいかにも純朴そうに見えるが、徐々に売れてくるとそれなりにしたたかなキャストにも見え、中々演技に幅がある。

気弱だったり優しい役が多いめぐりが珍しくプライド高いNO1キャスト役を演じているが、巨乳で美人なので役には別に合っているが、やはり付き合うヒモのような男には他のライバルキャストを潰す汚い仕事をさせているからか、やたらと言いなりだったり、最後は太客を古川に取られて自暴自棄になって凶行に走り、修羅場で暴れまわるその辺りのキャラは妙にいつものめぐりっぽい。(苦笑)

それぞれの女たちのドラマは多少描かれているものの、タイトルに「ゲーム」が付くわりには、『嬢王』シリーズほどそのバトル展開に醍醐味がなく、展開の妙もそう錯綜していないが(別に『嬢王』シリーズが特別面白かったわけでもないが)、それほどつまらないというわけでもない一篇。 2017/06/27(火) 00:34:17 Vシネマ トラックバック:0 コメント(-)
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