0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「新・極道の紋章 第5章」




山本芳久「新・極道の紋章 第5章」、

派手な襲撃事件によって、多くの犠牲者が出たが、その事件の主犯としてそこに居合わせた的場浩司と白竜のヤクザ組織のツートップが逮捕される。

報復に燃える的場の組と、その対立組織はさらなる際どい緊張関係となるが、トップが捕まっていない的場の組を隙を狙い、岡崎二朗の組織も動き出してきて、的場の組は苦しくなる。

しかし的場と白竜がいよいよ戻ってくる。




シリーズ作の一作。

抗争途中に中心である的場と白竜が捕まるので、留守を預かる宇崎竜童や小沢和義の描写が多くなるが、やはり不測の事態に対処する描写が多いからか、イマイチお話が散漫にとっ散らかったように進んでいく。

しかし宇崎竜童は貫禄の存在感を見せているし、小沢和義のこのシリーズ独特のヒューマンかつコミカルなヤクザ役もいい味わいではある。

お話の展開途中の章という感じだから、まあ仕方がないのかもしれぬが、ややバラついた展開描写に終始しすぎている印象もある。

それでも役者陣の味わいで飽きずには見てられる、悪くない一篇。
2016/08/30(火) 00:07:44 Vシネマ トラックバック:0 コメント(-)
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