0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「民事介入暴力 非合法領域」




服部光則「民事介入暴力 非合法領域」再見、

新人弁護士・宝生舞は、子供が死んだ医療ミスの疑いのある裁判を担当していた。

だが調査を進めていくと暴力団が迫ってくる。

同じ事務所の弁護士・榊原利彦はきな臭さを感じていたが、ある時子供に泣け無しの貯金で頼まれ、調査を始める。




榊原利彦主演の弁護士を主役にしたシリーズ1作目。

最近、行方不明者リストに載っていたが連絡が取れたことで話題になった宝生舞がヒロインを演じている作品。

それにしてもわりと売れていたと思う宝生舞がいきなり女優を引退してしまったのも意外だったが、その後もあまり連絡の取れない生活をしているとは、なんとも女優さんも人それぞれの人生である。

この作品でも新人だが誠実かつ気丈に依頼人からの調査を続ける弁護士役を宝生は好演しているが、「仁義」シリーズ共々、クールなインテリヤクザっぽい役が似合う榊原利彦が主役らしく後半は目立って活躍し、宝生舞と榊原のダブル主演っぽく描かれている。

後半は榊原のアクション描写が多く、榊原主演っぽいが、前半はややこしい事情の中、疑惑の事件を調べる宝生が主役っぽい。

疑惑の死を遂げた子供の母親の、母親失格そうなダメさが、芝居の下手くそさでリアルに表現されてる感じがちょっと面白い。(苦笑)

脇を締めている草刈正雄も好演している。

ミステリー的要素とヤクザ活劇が融合している感じだが、そう傑作というほどではないものの、まあまあまとまっている一篇。





2015/08/29(土) 00:15:30 Vシネマ トラックバック:0 コメント(-)
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