0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「七色仮面 レッドジャガー 百万弗の対決」

飯塚増一「七色仮面 レッドジャガー 百万弗の対決」、

ある日、来日中のポリネシア共和国の殿下が襲われる。

その頃、警察が疑惑を持って捜査していた東西のスパイも殺される。

だが、この殺人事件はスパイ団のしわざとカモフラージュして捜査を混乱させ、その隙に財宝を奪おうとするレッドジャガー一味による犯行だった。

そして襲われた殿下も実は偽物でレッドジャガーの一味だった。




川内康範原作のテレビ「七色仮面」21話~23話を再編集した劇場版作品。

そもそもスパイ戦絡みだから、ややこしい展開なのだが、この作品では前作のややこしい展開を整理するように事態の真相が語られるので、少しだけまとまったものにはなっている。

だが例によって七色仮面は地味に暗躍するばかりで、ヒーローの活躍を前面に出した作品というよりは、悪役側の錯綜状況ばかり描いているような感じである。

だから七色仮面が主役にはあまり見えず、その正体である波島進主演にもまるで見えない。

またしてもヒーローものなのに、ヒーローという中心が希薄なままスパイ戦的錯綜ばかりやたら目立つ一篇。



2015/07/28(火) 01:10:38 東映 トラックバック:0 コメント(-)
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