0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「暁のガンマン」




ジュリオ・ペトローニ「暁のガンマン」再見、

ジュリアーノ・ジェンマは詐欺師のような男でお人よしなマリオ・アドルフを騙して金を巻き上げるが、マリオが怒って迫ったためジェンマはマリオと組んでまた詐欺を働く。

だがジェンマはある一団の凶暴な男たちに追われていた。



ジュリアーノ・ジェンマ主演のマカロニウェスタン。

イタリア語で話しているのに舞台はアメリカ西部らしい。

ジェンマのアイデアを映画化したものらしいが、それにしてもこのジェンマはコミカル演技をしてはいるが、結局は一番の悪党であり、詐欺師なだけでなく元々は彼を追うギャング団の一員で、そこの仲間を殺したから追われており、確かにギャング団の面々も悪党だが、主役のジェンマはその上を行く裏切り者の詐欺師の悪党で、マリオも悉く騙し続け、喜劇タッチで描かれているから緩和されてるだけで、結局は極悪人主演の映画である。

そんな極悪人キャラを主役にする話のアイデアを自分で出し、それを自ら飄々と演じて喜劇にするとはジェンマも中々洒落っ気がある。

まあマカロニらしいと言えばそうだが。

映画の出来はまあまあだが、エンニオ・モリコーネの音楽もいい、悪くはない一篇。 2015/03/31(火) 00:04:03 外国映画 トラックバック:0 コメント(-)
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