0線の映画地帯 鳴海昌平の映画評

「爆笑王座征服」

 毛利正樹「爆笑王座征服」再見、

 何度目かの再見で、いつも正月元旦に見返しているものだが、由利徹が司会を担当した、新東宝オールスター総出演の新東宝新年会の舞台ものである。

 大蔵貢が製作と演出を担当しており、最初に来場客を新東宝スターが迎え入れるところから映し出され、由利のとぼけた司会・進行で、高島忠夫や大空まゆみ、久保菜穂子の歌、嵐寛らの白浪五人男、三原葉子や万里昌代らの妖艶なダンスに、いかにも新東宝的な酒場を舞台にした宇津井健が女性をヤクザから救う寸劇、いきなり薔薇の女拳銃王の小畑絹子が小説「不如帰」の男女を撃ち殺す寸劇などなどが演目として続々と演じられていく。

 万里、三原のダンス、宇津井健の犯罪ものっぽい寸劇、小畑絹子の薔薇の女拳銃王の登場などがいかにも新東宝らしい味わいを出している。

 どれもこれも軽い感じのものだが、正月ムードは満点なので長閑なユルさがいつ見ても感じられるものである。

 最後は新東宝女優陣が舞台で手を振って終わる、新東宝好きには楽しい一篇。



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2011/01/31(月) 13:46:45 新東宝 トラックバック:0 コメント(-)
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